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シロアリは高度に組織化されたコロニー(巣)を形成しています。コロニー内部には厳しい階級制があり、それぞれが特定の役割を担い、コロニー全体の自立的存続のために働いています。
ヤマトシロアリとイエシロアリには、水を運ぶ能力、被害範囲、好む土質、群飛時期、体色、体長などに違いがあります。
ヤマトシロアリ
イエシロアリ
水を運ぶ
能力
無し
有り
被害範囲
地面より高さ約1m以下
家屋全体
ヤマトシロアリは木材が常に湿っているところに生息します。ですから、水分が吸収しやすい約1m以下(家屋の建物下部)で活動し、被害をおよぼします。
イエシロアリは自分で水を運びながら加害を加えるため、被害は2階や屋根裏といった建物全体におよびます。シロアリの仲間の中で最も加害の激しい種と言われています。
好む土質
粘土分の多い植質土
粘土分の少ない砂土質
羽アリ群飛時期
4月中旬〜5月下旬
昼間
とくに雨上がりの日
おもに6月〜7月
夕方から夜間にかけて
羽アリの
体色・体長
●体色 茶色がかった黒色または黒色 ●体長約10mm
●体色 黄色がかった茶色 ●体長約12〜15mm
成長した羽アリは巣立ちし、群飛します。その後着地してから羽を落として、雌雄がつがいとなって新しいコロニー(巣)を作り始めます。このつがいが新しい王アリ、女王アリになるのです。
羽アリの群飛を目撃しなくても、落ちた羽が見つかれば近くにコロニーが存在すると考えられます。
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